映画『キングダム・オブ・ヘブン』徹底解説|あらすじ・見どころ・興行収入まとめ
リドリー・スコット監督が描く壮大な中世十字軍時代の物語『キングダム・オブ・ヘブン』(Kingdom of Heaven)。
緻密な歴史描写と圧倒的スケールの戦闘シーンで、多くの映画ファンを魅了した本作を、あらすじ・見どころ・興行収入まで分かりやすくまとめました。
正式タイトル/原題
日本語タイトル:キングダム・オブ・ヘブン
原題:Kingdom of Heaven
公開年(製作国・日本)
製作国:アメリカ/ドイツ/スペイン合作
アメリカ公開:2005年5月6日
日本公開:2005年5月14日
あらすじ
十二世紀末のフランス。鍛冶職人バリアン(オーランド・ブルーム)は、亡き妻の罪を背負い苦悩の中にいた。そこへ十字軍の騎士である父ゴッドフリーが現れ、バリアンに騎士としての道を与える。
エルサレムへ向かったバリアンは、和平を重んじる国王ボードワン4世に仕え、街の防衛に力を尽くす。しかし、十字軍とイスラムの対立は激化し、サラディン軍との戦争が避けられない状況へと突き進んでいく。
やがてバリアンは、圧倒的劣勢の中でエルサレムを守るため、運命の戦いに身を投じることとなる。
見どころ
- エルサレム攻防戦など息を呑む大規模バトルシーン
- 十字軍とイスラムの複雑な歴史を丁寧に描く重厚な世界観
- オーランド・ブルーム演じるバリアンの成長と道徳心
- 国王ボードワン4世やサラディンなど魅力的な歴史的人物の描写
感想/評価
公開当初は劇場版が賛否を呼んだが、後に発売された「ディレクターズ・カット版」は“別物の傑作”として圧倒的評価を獲得。政治・宗教・道徳という重厚なテーマを高いレベルで描いた名作として、多くの歴史映画ファンから支持されています。
監督
リドリー・スコット(Ridley Scott)
主な出演者
- オーランド・ブルーム(バリアン)
- エヴァ・グリーン(シビラ)
- リーアム・ニーソン(ゴッドフリー)
- エドワード・ノートン(ボードワン4世)
- ジェレミー・アイアンズ(ティベリウス)
- マートン・ソーカス(ギー・ド・リュジニャン)
興行収入
- 製作費:約1億3,000万ドル
- 世界興行収入:約2億1,800万ドル
- 日本興行収入:約15億円
まとめ
『キングダム・オブ・ヘブン』は、壮大なビジュアルと深いテーマ性を兼ね備えた歴史スペクタクル映画の傑作。史実を背景に描かれる人間ドラマ、迫力の戦闘シーン、美しい映像美は、今なお多くの映画ファンに愛されています。特に「ディレクターズ・カット版」は必見です。