映画『300〈スリーハンドレッド〉』徹底解説|あらすじ・見どころ・興行収入まとめ
古代ギリシャ・スパルタ戦士300人の戦いを描いた衝撃作、『300〈スリーハンドレッド〉』(300)。
ザック・スナイダー監督による独特の映像美と圧倒的戦闘演出で話題となった本作を、あらすじ・見どころ・ジャンル・興行収入まで分かりやすくまとめました。
正式タイトル/原題
日本語タイトル:300〈スリーハンドレッド〉
原題:300
公開年(製作国・日本)
製作国:アメリカ合衆国
アメリカ公開:2006年12月9日
日本公開:2007年6月9日
あらすじ
紀元前480年、古代ギリシャ。圧倒的な大軍を率いるペルシア帝国の王クセルクセスがギリシャへ侵攻する。
スパルタ王レオニダスは、わずか300人の精鋭戦士を率いて、狭隘なテルモピュライの地で迎え撃つ決断を下す。
数で劣りながらも、自由と誇りを守るために戦うスパルタ兵たちの壮絶な死闘が描かれる。
見どころ
- スローモーションを多用した独特のバトル演出
- 筋骨隆々のスパルタ戦士たちによる圧倒的肉体表現
- コミック原作を忠実に再現したビジュアルスタイル
- 「自由 vs 圧政」という明確で力強いテーマ
感想/評価
リアルな歴史映画というよりも、神話・伝説を誇張した“様式美”の映画。
従来の歴史映画とは一線を画す映像表現は賛否を呼んだものの、唯一無二のスタイルとして高い支持を獲得しました。アクション映画としての爽快感と象徴的なメッセージ性が強く印象に残る作品です。
ジャンル
- 歴史アクション映画
- 戦争映画(ウォー・エピック)
- 叙事詩的ファンタジー(スタイライズド・ヒストリー)
※史実を忠実に再現する歴史映画というより、「神話的・漫画的表現」を重視した様式化された歴史スペクタクルに分類されます。
監督
ザック・スナイダー(Zack Snyder)
主な出演者
- ジェラルド・バトラー(レオニダス王)
- レナ・ヘディ(王妃ゴルゴ)
- デヴィッド・ウェナム(ディリオス)
- ドミニク・ウェスト(テロン)
- ロドリゴ・サントロ(クセルクセス王)
興行収入
- 製作費:約6,500万ドル
- 世界興行収入:約4億5,600万ドル
- 日本興行収入:約25億円
まとめ
『300〈スリーハンドレッド〉』は、史実をベースにしながらも、圧倒的な映像様式と誇張表現で描かれた新感覚の歴史アクション映画。
リアルさよりも「神話的英雄像」「覚悟と誇り」を前面に押し出した作風は、後のアクション映画に大きな影響を与えました。